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おなやみ解決!冬肌用語辞典

乾燥肌

乾燥肌とは、肌の水分が不足して乾燥した肌の状態のこと。空気が乾いていると肌も乾燥して、見た目にもカサカサした状態になります。皮ふの表面の角層にも、実際に微細なひび割れができます。
ひどい乾燥肌になると肌細胞は元気を失って、正常な角層が作られにくい「角化異常」に陥ります。その結果、肌のカサつきやひび割れ、亀裂などが発生。角層はバリアとしての機能が低下し、外からの刺激が肌の中に入ってきて、ちょっとした刺激にも感じやすくなります。この刺激がかゆみの原因になります。

すねの粉ふき肌

皮ふの表面が乾燥してカサカサし、白く粉をふいた状態になることを「粉ふき肌」と言います。体の中では、特にすねに症状が出やすく、悪化するとすねがひび割れます。
「粉ふき肌」は、肌の水分を保つバリア機能が落ちた状態です。肌細胞は寒さと乾燥で元気がなくなり、正常な角化が行われなくなって肌の柔軟性が失われます。その結果「粉ふき肌」になったり、肌に亀裂が入ってひび割れてしまいます。
「粉ふき肌」は、ケアせずに放置していると、症状がさらに進行する悪循環になりやすいので注意が必要です。

ひび・あかぎれ

乾燥に加えて寒さや、水仕事により手や指の血行が悪くなり、手や指の表面に亀裂が入った状態が「ひび・あかぎれ」です。皮ふがバリア機能を保てなくなり、さらに皮ふが固くなって弾力を失ってしまうために起きます。赤くただれたり、強いかゆみも起こります。
一般的に、皮ふが割れる症状で軽いものを「ひび」、深く割れて赤い内部が見えたり、出血や炎症が起きているものを「あかぎれ」と呼びます。

手あれ

手の皮脂が減少して、バリア機能が低下し、手や指に炎症ができた状態が「手あれ」です。水仕事している女性に多いですが、男性にもできます。
カサカサする乾燥肌から手あれに進行し、ひび・あかぎれへと症状が進む場合が多くあります。
手のひらは皮脂腺が少なく、角層が厚いため乾燥しやすい部位です。空気が乾燥する時期や、寒くなって水仕事にお湯を使う時期に悪化しやすい症状です。

かゆみ

空気の乾燥で皮ふの水分が失われ、肌を守る角層に亀裂が入ってバリア機能が壊されると、外部刺激に対して肌が無防備な状態になります。この状態になると、かゆみが発生しやすくなります。
正常な角層を肌がつくり出せなくなると肌は敏感になり、少しの刺激でもかゆみを感じやすくなって、かゆみが繰り返して慢性化するケースが多いようです。
一度かきはじめるとかゆみは治まるどころか、さらにかゆくなります。かくことで肌を傷つけ、症状悪化を招き、かゆみが鎮まらない悪循環のサイクルが生まれます。肌のかゆみをひどくしないためには、かきたい気持ちを抑えて、かかないことが大切。肌を刺激しないように、「肌着の選び方」について気をつけることも大事です。

かかとのひび割れ

かかとは角層が厚いため、硬くなってガサガサになったり、割れやすい部位です。 
かかとのひび割れの原因には、「血流不足」「加齢による新陳代謝の低下」「乾燥」などがあります。これらの要因で皮膚の代謝異常が発生し、角層がはがれにくくなって、硬くぶ厚いかかとになり深いひび割れができます。かかとには全体重がかかるので、ひび割れが治りにくい傾向があります。

肌の角層

肌の表皮の外側にあるのが角層で、さらにその外側に皮脂膜が覆っています。健康な肌だと、角層が10〜20%の水分を保っています。
角層の役割は、外部の刺激から肌を守ること。内部の水分が、外へ蒸発しないようにする機能もあります。

バリア機能

バリア機能は、肌の角層がもつ機能で、外部の刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発しないよう防ぐ力です。
角層のバリア機能は、空気の乾燥や寒さによる血行不良などで低下する場合があります。バリア機能が低下すると、正常な角層をつくり出すことができず、外からの刺激に敏感になります。バリア機能の低下によって、肌の「アレ・ワレ・かゆみ」が引き起こされるため、注意が必要です。

有核細胞

正常な皮ふは、28日周期でターンオーバーを繰り返しています。その最も外側にある角層が作られる時には核が消え、その核が消える過程で角層内のうるおいを保つ成分の元が作り出されます。しかし、炎症が起こった肌や乾燥による肌トラブル状態の肌においては、ターンオーバーが早まり、角化が充分に行われないため、核を残したままの細胞になります。そのような核を残した角層細胞を「有核細胞」と呼びます。「有核細胞」はうるおい成分が不足しており、面積も小さい未熟な細胞なので、充分なバリア機能を保つことができません。

ターンオーバー

皮ふが新陳代謝して生まれ変わるサイクルを「ターンオーバー」と呼びます。健康な皮ふは約28日間でターンオーバーを繰り返します。
ターンオーバーに異常が起きると、角層が厚くなる、肌が硬くなる、乾燥が治らないといった状態になり、肌あれを招く原因になります。

乾燥の予防

11月から1月は湿度が低下する時期ですので、乾燥の予防が必要です。普段の生活の中で、ちょっとした気づかいをすることで肌の乾燥予防に役立つことがありますので、乾燥対策を心がけましょう。
肌の乾燥は、「暖房器の使い方」「入浴時に洗いすぎないこと」などに気をつけることで防げます。また、特に手の乾燥対策には、水仕事の際の「水の使い方」や「洗剤の使用方法」に注意することが大切です。

肌の保湿

肌にはもともと保湿成分を保つ機能が備わっていますが、洗剤などでその機能の一部が洗い流されてしまいます。健康な肌であれば、保湿成分を作り出し、お肌をもとの状態に戻すことが出来ます。しかし寒さで血行が悪くなったり、空気が乾燥することにより、肌の機能が低下すると、保湿成分を作り出せず、肌が乾燥します。
ですから、肌の保湿を行うためには、保湿成分を作ることができる肌に回復させることが大切になります。乾燥による肌あれ、ひび割れ、かゆみを治すには、保湿成分と同時に、肌の修復を助ける成分を肌に与えるとよいでしょう。

角化症

かかとやひじ、ひざなどの皮ふの表面の角層が、分厚く硬くなる症状が「角化症」。乾燥が進むとひび割れが発生します。
初期症状は、肌の乾燥です。症状が進行するとターンオーバー異常を起こします。さらに進行して角層が厚く硬くなりすぎると、肌のひび割れが起こります。
角化症になると、日常のケアだけで完治させるのは難しいため、尿素配合商品などで角層を除去したり、ビタミンA配合の治療薬で治します。

ドライスキン

ドライスキンとは、肌がカサカサに乾いた状態のこと。角層の水分が失われると、皮ふのバリア機能が低下してドライスキンになります。乾燥によってできる、肌の「アレ・ワレ・かゆみ」などがドライスキンの主な症状です。
できるだけ乾燥や刺激をさけて、角層の水分を逃さないようにするスキンケアが必要になります。

肌と暖房

暖房は肌を乾燥させてしまうので、上手に使いましょう。
● エアコン、ストーブ、電気こたつ、電気毛布、ホットカーペットの使用は最低限にとどめる。 ● 温度は控えめに設定する。 ● 加湿器を併用して、部屋の湿度を適度に保つ。

肌着のポイント

直接肌に触れる衣類は、肌を刺激してしまうこともあるため、肌にやさしいものを選ぶとよいでしょう。
● ウールやナイロン製のものは避けて、木綿や絹製のものにする。 ● 肌を締めつけない、ゆったりしたものを選ぶ。 ● 脱ぎ着する時は、肌に強く擦れないよう注意する。 ● 柔軟剤や漂白剤の使用は避ける。

入浴時の注意

入浴で肌の脂分が落ちすぎてしまう場合があります。また、肌が乾燥する原因にもなります。
● 石鹸類を過度に使うと、皮脂が失われすぎる場合があるので適度に使う。 ● 石鹸類はアルカリ性のものは避け、肌にやさしい弱酸性のものを選ぶ。 ● ゴシゴシ洗いすぎると角層が剥がれてしまうため、なでるようにやさしく洗う。 ● ナイロンタワシを使うと角層が剥がれる原因になり、刺激が強すぎるので使用をひかえる。 ● 一番風呂は皮脂が失われやすいので避ける。 ● 湯温が高いほど皮脂が失われるため、ぬるめの湯にする。 ● 肌がふやけるほどの長風呂は、皮脂が溶け出してしまうため、短時間浸かるのがベスト。 ● 風呂上がりにはすぐに保湿する。外用薬の使用は、風呂上がり後の10分以内がおすすめ。

手のスキンケア

手や指は日頃からよく使うので刺激を受けやすく、肌トラブルを起こすと完治しにくいため予防が大切です。
● 水仕事をする際には、手が直接水に触れないように、手袋で手を保護する。 ● 素手の場合は、洗剤を薄めて使用する。洗剤を使った後はよく洗い流す。 ● 熱い湯の使用は皮脂が失われる原因になるため、ぬるま湯を使う。 ● 外出時は、木綿や絹などの通気性のよい手袋をする。 ● お風呂の中などで、手が温まった状態でマッサージをする。 ● 濡れた手や指は、やわらかいタオルで充分に水分を拭き取り、乾燥と冷えを防ぐ。 ● かゆみがあっても、かかないで我慢する。 ● 紙類を扱う時は、指サックや絆創膏などで指先を保護する。 ● 寒く乾燥した中で手作業を行う時は、布や革製の手袋をする。 ● 保湿剤入りのハンドクリームや治療薬を塗り、角層の水分を守る。塗った後は手袋で覆うとよい。 ● 手や指のひび・あかぎれがひどい時は、できれば水仕事などを休んで早く回復させる。

肌のカサカサ

乾燥して肌がカサカサしてきたと感じたら、それは肌あれ、ひび割れ、かゆみなど肌トラブルの初期症状です。
日常生活の中で乾燥対策をするだけでなく、患部に適した治療薬で早めに手当てすることが、深刻な「アレ・ワレ・かゆみ」を防ぎ、早く治す近道です。

液体絆創膏

液体の絆創膏。接着剤のような液体を患部に塗り、乾燥させることで膜をつくり、水などが入りしみるのを防いで、肌の表面を保護します。用途は、ひび、あかぎれ、切り傷、さかむけなど。
水にも強いため、水仕事の際に手をいたわることができます。透明で目立ちにくく、皮ふの曲げ伸ばしもできます。

ヘパリン類似物質

主な作用は、保湿作用、抗炎症作用、血行促進作用で、単に皮膚表面を潤すだけでなく、しっかりとした角層を作り出すための角化機能を正常化します。
医療用の保湿剤としても多用されている成分で、血液の抗凝固剤として使われるヘパリンに似た構造を持つため「類似」とついています。

尿素

尿素は水分保持量を増加させたり、角層を柔らかくして角化した角層を取り除くことで、肌をなめらかにする外用剤として、医薬品やスキンケア製品などに使われている成分です。しかし尿素を使うには適さない肌もあり、敏感肌や皮ふが薄い場合は避けた方がよいでしょう。
また、尿素成分はひび割れた部位に使うと現状の症状が悪化する場合があるので注意が必要です。

パンテノール

主な作用は生体内における代謝の改善で、細胞に元気を与える作用があります。医薬品のみならず、医薬部外品、化粧品にも多く配合されており、一般的な作用としては、保湿、組織修復促進、皮膚(毛髪)をなめらかにする、抗炎症作用等が知られています。
水溶性のビタミンで、ビタミンB群のひとつとしても知られ、「プロビタミンB5」とも呼ばれています。