空気の乾燥によって皮ふの水分量が失われると、お肌を守る「角層」に亀裂が生じ、本来ならかゆみ刺激を防いでくれるバリア機能が破壊されてしまいます。バリア機能が損なわれた皮ふは、外的刺激に対して無防備な状態になってしまい、ちょっとした刺激でもかゆみを感じやすくなってしまいます。
血行不良などにより新陳代謝が進まない肌細胞はどんどん元気を失ってしまい、ついには正常な角層を作り出せなくなっていきます。こうなると、お肌はさらに敏感な状態になり、保湿剤や一般的なかゆみ止め薬(当社従来品)などを使用しても、次の日にはまたかゆくなる「かゆみ肌」になってしまうのです。「かゆみ肌」になってしまうと、かゆくなる頻度も多くなりますので、ついつい掻くことで肌を傷つけ、症状悪化を招き、尚一層のかゆみの悪循環サイクルに陥ってしまいます。
つまり「かゆみ肌」を治すためには、かゆみを一時的に止めるだけではなく、元気のない肌細胞そのもののはたらきを元に戻すことが必要になってくるわけです。