品質管理の仕事

池田模範堂の品質管理とは

ムヒを手に取ってくれたお客様。そのお客様のほとんどがムヒの品質について何ひとつ疑問や不安を持たずに使っている。
「お客様が普通に製品を使う」この当たり前を守っているのが品質管理の仕事である。

ムヒが寸分の狂いなくムヒであるかを日々検査している技術者たち。
お客様の信用を裏切らない製品を提供し続けるために、池田模範堂を支えているのである。

Mission 1

すべては原料受入試験から始まる

何種類もの原料を混ぜ合わせて作られている製品。原料受入試験では、原料の品質が定められた規格に適合しているかを検査している。
試験する原料の種類は100種類以上。1つの原料につき数多くの検査項目が存在する。

万が一、不適合の原料を使って製品を作ってしまえば、もはやそれを売ることはできない。
原料受入試験はそのリスクを食い止める、まさに「最初の砦」なのだ。その砦を守るために、技術者たちは細心の注意を払って試験検査を日々行っている。

Mission 2

資材検査は生産効率を上げる影の立役者

品質管理は製品の中身だけで終わらない。ケース、添付文書、容器など製品に関わる全ての品質を確認する。
有効成分、使用期限、製造番号などの表記に誤りがあれば、法律に違反してしまう。
容器に不具合があって液漏れしないか、寸法が規格内におさまっているかなども確認する。

寸法が少し大きいくらい、たいしたことがないようにみえるかもしれない。しかし、このほんの少しのズレが工場の機械に影響を与える。資材の不良は機械の動きを鈍くして生産効率を下げてしまうのだ。工場で製品が滞りなく生産されるためには、資材検査は必要不可欠なのである。

Mission 3

モノだけじゃない。つくる環境も試験する

安全な製品は、清潔な環境があってこそ作られる。環境試験では工場内の「空気」を検査。微生物や塵埃(じんあい)がないか定期的に確認している。
そして、もう一つ池田模範堂の環境を清潔に保つために必要不可欠な「水」の検査も行っている。

実は、池田模範堂の製品を作るうえで最も多く使用されている原料は水なのだが、この水は原料としてだけでなく、工場で使用している機械の洗浄などにも使われている。水が不衛生だと、機械を洗うどころか汚してしまうことになる。環境試験をしている技術者たちこそが、清浄度の高い池田模範堂を守り続けている。

Mission 4

ホンモノを届けるための最後の砦

工場で製品が出来上がったら、いよいよ出荷。しかし、出荷するためには製品試験に合格する必要がある。製品試験とは、完成した製品が定められた規格に適合しているか検査を行うことである。これが生産工程の最後の関門となる。

ここでの僅かな見落としが、長年にわたって築いてきたお客様との信頼関係に影響を及ぼしかねない。だからこそ、厳しい教育訓練を受け、必要な資格を持った技術者のみが試験を行うことができるのだ。

Mission 5

安心・安全を届けるために試験はつづく

製品がお客様の手元に届いたあとも、安全を守り続けるための努力は続く。定められた使用期限内まで品質が担保できているかを確認する安定性試験。クリームが変質していないか、有効成分の量が基準値を満たし続けているかなどを事細かに検査。いつでも安心してお使いいただけると自信を持ってお届けするために、欠かせない検査なのだ。

お客様に最後の一塗りまで感動と喜びを味わってもらうために技術者たちは努力を惜しまない。

「いつもとおなじ」その当たり前を守り続ける。「いつもとおなじ」その当たり前を守り続ける。